こんにちは!
今日は改めて柴犬の散歩について勉強してみたいと思います^^
- 1.散歩の時間は?
- 2.散歩の回数は何回?
- 3.散歩には何が必要?マナーは?
- 4.排泄を散歩の時間にすることを、習慣にしてもいいの?
- 5.散歩の時間帯は?
- 6.お散歩コースは?
- 7.子犬のうちにできる散歩トレーニングは?
- 8.では、いよいよ散歩デビューだ!
- 9.他の犬と会ったときはどうする?
- 10.散歩時におこるトラブル
1.散歩の時間は?
柴犬はもともと狩猟犬であり、運動欲求や身体能力は高く、外に出て体を動かすのが大好きな犬種です。
個体差もあり、なかには、あまり散歩が好きではないというタイプもいますが、散歩は運動だけでなく、社会化のためにも必要なことなので、継続することが必要です。
散歩量は、元気な成犬なら一日一時間以上が理想です。
それも、ただ歩くだけでなく、走ったり、ボール遊びをしたり、たっぷり体を動かせる時間も含めましょう。
(愛犬の年齢や、様子をみながら調整することが必要です。)
仔犬はワクチンの接種が終われば、地面に足をつけた散歩をスタートしてもよいでしょう。
ただし、まだ骨格ができていないので、最初は家の周囲を散歩するぐらいから始め、徐々に距離や時間を延ばすようにします。
生後6か月くらいから、軽いジョギング程度の運動を取り入れていきます。
2.散歩の回数は何回?
できれば、1日2回以上は散歩に連れていきたいものです。
そのうち1回は十分に体を動かせる散歩にしてあげましょう。
天候の悪い日は、1日1回でも大丈夫。
ただし、ストレス発散をさせるため、家の中でたっぷり遊んでげるなどしてあげましょう。
柴犬の飼い主さんたちのアンケートによると、散歩を1日2回が78%、1日3回が14%、3回以上が6%だそうです。
時間は30分以内が7割です。
つまり、平均的には20分~30分程度の散歩を1日2回か3回行っているということですね!
3.散歩には何が必要?マナーは?
散歩に必要なもの
①うんち袋
②水(器も)
③テッィシュ
④おもちゃ・ご褒美のおやつなど
散歩のマナー
①排泄物をきちんと処理する
②ノーリードはNG
③むやみに人やほかの犬に飛びつかせない
④公園の水道に直接口をつけさせない
⑤公園などでブラッシングをしない
4.排泄を散歩の時間にすることを、習慣にしてもいいの?
柴犬が元気なうちは、排泄を散歩の時間にすることもあるでしょう。
その場合は、毎日朝晩最低2回の散歩が必要になります。
ただし、天候がわるい台風の日や、体調が悪い日も出なければならなくなり、大変です。
足腰の弱い老犬になったとき、室内で排泄できずに困る場合がありますので、できるだけ、家で排泄できるようにしてください。
5.散歩の時間帯は?
大まかに、朝と夕方と決めておけばよいでしょう。
時間はきちんと決めない方が、見える風景や出会う人などがちがい、バリエーションの幅が広がります。
いつも同じ時間と、厳密に決めてしまうと、その時刻になると、要求吠えしてしまうこともあるので、あえてずらしてもよいでしょう。
ただし、真夏の日中や真冬の早朝や夜など、暑さ・寒さの厳しい時間帯は避けましょう。
特に夏は熱中症にならないよう、涼しい時間帯を選びましょう。
6.お散歩コースは?
いつも同じコースにしてしまうと、飽きてしまう可能性があります。
犬の楽しみのためにも、コースは時々変化させてあげるといいですね。
同じようなコースでも、一本違う道を通ったり、いつもと逆回りするだけで気分が変わります。
平坦なアスファルトだけでなく、坂道や階段、土の道路や草むらなど違った感触を味あわせてあげたいです。
山道など、自然がいっぱいの場所を歩かせてあげるのもおすすめです。
7.子犬のうちにできる散歩トレーニングは?
子犬のうちは、室内で首輪やハーネスに慣らせておきましょう。
ハーネスの方が、首輪と違って抜ける心配もないので安心ですし、体への負担もすくないのでおすすめです。
ただし、犬のマークとして、またファッションとしても首輪を使うこともあるかもしれませんので、首輪も慣らしておきましょう。
子犬は予防接種がすむまでは、様々な病気に感染する可能性があるため、外では抱っこしたままで、地面へ下ろしての散歩はまだ始めないでください。
けれど、予防接種完了前でも、この時期は社会化の重要な時期なので、外へつれていき色々なものを見せたりし、外の世界に慣らしていきましょう。
最初は人の少ない公園など静かな場所から、連れて行き、離れた場所から他の犬を見せたり、葉っぱのにおいを嗅がせたりして、五感を刺激しましょう。
だんだん慣れてきたら、交通量の多い道路へ。
繁華街など人通りの多い場所へ行ってもよいでしょう。
8.では、いよいよ散歩デビューだ!
散歩デビュー嬉しいですね!
でも、飼い主と歩調を合わせて歩けるようにしなければ、事故やトラブルにあう可能性が高くなってしまいます。
歩き方の基本は、飼い主に犬がついて歩く「ツイテ」です。
飼い主は利き手で、リードの持ち手をもちます。
何かあって犬が暴れたときに抑えが効く利き手の方です。
そして逆側の手でリードの途中をつかみ、短めにリードが張らない程度に持ちます。
アイコンタクトを取りながら、犬の名前を呼びゆっくり歩きます。
犬の位置は飼い主より少し前でもOK。
犬がリードを引っ張らずに歩ければ、少しの距離でも褒めてごほうびを与えましょう。
犬が先へ行ってしまったり、何かに注意を引かれて止まっても、飼い主はリードをひいてはいけません。
おもちゃやおやつを使って「オイデ」と言って呼び戻しましょう。
9.他の犬と会ったときはどうする?
他の犬とすれ違うときは、最初は怖い思いをさせないようにすることが大事です。
側ですれ違うのは、小型犬や子犬だけにしましょう。
大型犬がきたときは、その場から離れた方が安心です。
前方からほかの犬がきたら、リードを短くもちます。お互い、犬を外側に、飼い主同士が内側に来るように。
近づいてきたら犬に声をかけ、飼い主に注意を向けさせましょう。そしてやや早足で通り過ぎます。
10.散歩時におこるトラブル
①肉球の損傷や関節炎
肉球はとても強いですが、極めて強い摩擦がかかると赤くすりむけてしまうことがあります。
コンクリートやアスファルトの強い摩擦には気をつけましょう。
また、夏場のコンクリート上で火傷してしまうこともあります。
関節炎は、遺伝や感染症でも起こりますが、負荷の高い運動を続けていても発生することがあります。
足場の環境に注意を払ってあげたいですね。
②首輪による頸部の圧迫や、ハーネスのすれ
首輪については、幅が広く、皮膚へのあたりもソフトな素材のものがおすすめです。
幅広のハーネスにすることも良いことですが、結局はしつけによって、犬に負荷がかからない散歩を目指すことが有効な解決方法です。
③趾間炎
犬の指の間に傷ができて炎症を起こすことがあります。
散歩から帰って足を拭いてあげるときにチェックするようにしましょう。
このとき、力をいれて拭いてしまうのはNG。
殺菌用シャンプーでそっと洗ってあげるのもよいでしょう。
④交通事故
交通量がほとんどないからといって、リードを外して散歩させることはNGです。
また、伸びるリードは使い方を誤ると、事故に繋がってしまうので要注意です。
伸びるリードは広い公園などで使うようにしましょう。
決して交通量の多い道路では、伸ばして使わないように。
万一、事故に遭ってしまったら、軽い事故だからと自己判断せずかならず動物病院に連れて行ってあげてください。
以上、散歩について、いろいろと勉強してみました^^
最後の交通事故などは、本当に嫌です・・・(>_<)
マナーを守って、楽しいお散歩にしたいですね。
【参考文献】
「イヌを長生きさせる50の秘訣」臼杵新/SBクリエイティブ株式会社
「柴犬 飼い方・しつけ・お手入れ」中井真澄・笹井利浩・若松範彦/株式会社西東社
「はじめての柴犬」加藤元・岩佐和明/主婦の友社
「柴犬式のオキテ」柴式生活編集部/誠文堂新光社
「室内犬の飼い方しつけ方」矢崎潤/株式会社西東社